kuredoの日記

語彙は滅されたブログ

アレキ番外編とエジのアジア人

アジア人が3人固まってると目立つし一緒にいるエジ男達は頻繁に声を掛けられて質問されてて少し大変そうでしたが、一緒にいると客引きを断ってくれるし、ムカつくことをされたりしないのでとてもとてもありがたかったです。加えて、今まで道で声を掛けられてもガン無視していたのですが「今旅人を祝福する挨拶をされたよ」とか教えてもらえて感動しました。客引きの言葉ではありますが、教えられないとわからないうえ無視しているので新しいことが知れてよかったです。

エジ男ともエジ女とも遊びましたが、エジ女は私たち同様道の男たちの声をガン無視するのに対し、エジ男はナンパ目的等で声を掛けられないのもあってわりと会話しているのに驚きました。あと店員とめっちゃしゃべる。店員と客ってこんなに喋るんだ、ってくらい喋る。女性も店員としゃべりますが、こんなに喋るのは中年くらいからだよなーと思い、他人とのコミュニケーション方法の男女差に驚きました。まあ彼らの性格によるところが非常に大きいのと、アジア人を連れていたためいつもより話しかけられた、というのもありますが。

 

エジにきて本当に思うのは、アジア人てそんな珍しがる対象になる?!てことでしょうか。日本も外国人があまりいない地域だとこんな感じなのかしら、という程度では収まらない。ちょっかいを出される率が高いです。道を歩いていて、からかうように中国語で挨拶されたり、小石を足元に投げられたりと、大したことではないのですがネガティブなムードになっている時にされるとメンタルにきます。というか小石投げるとかは一年いてされるかされないかみたいですが、アジア人あるあるっぽいのでなめられてるなと思います。

しかし守ってくれるエジ人や親切にしてくれるエジ人もたくさんいて、そういう人たちに触れる度にこういう側面を強く記憶したいと感じます。

 

先日友達2人とミクロバスを利用した時に、警察官と名乗るスーツのおっさんがしつこく話しかけてきました。絶対警察官じゃないですしボディタッチするしで非常にキモかったです。しかも行き先が同じなので仕方なく同じバスに。後ろの4人席が空いていたので、私たち3人で並んで座ろうとしたらなぜかおっさんが間に。私が最初に乗ったので一番奥の席だったのですが、振り返ったらおっさんで超驚きました。普通はあり得ないです。何を言われてもガン無視でしたが、私だけがシカトしていたのでなんとしても振り向かせたかったのか、すごい寄ってくるので本当に腹が立ちました。友人達がおっさんを移動させてくれたのですが、私は何も対処できず悔しいやら申し訳ないやらで辛かったです。こんな目に遭ったのは人生で初めてだったし、翌日語学学校の先生に話しているときに泣いてしまって本当に嫌でした。

先生いわく、そういう時は同じバスに乗ってはいけない、隣に変な男性が座ったらかばんを間に置く、いい人もいるけど悪い人もいるからいつも気をつけなければいけない、特に私は来たばかりだし外国人だからね、とのこと。何の対策も取れなかったのはそんな人にあったことがなかったからで、エジプトが変な奴ばっかりだと誤解しないでくださいね。こんなキモい奴はそうそういません~~(´;ω;`)。

ただアレキの帰りにこの国や人がとても好きだな~と泣いた2日後に対極的な出来事があって泣くなんておっさん許すまじって感じだし、その次の日に上ったモスクからの景色を見て市場で良いおっさんたちにたくさん出会って「やっぱエジいいよね~~」て思えて、長い目で見て私はこの国が大好きになるんだろうな~という確信に近い思いがあるし、そうなるように過ごそうと思えます。思う、をたくさん使って語彙の無さみがすごい~。

 

友人と、良くも悪くも他人への興味関心が強いのと、知らない人に話しかけることへの抵抗が日本に比べてかなり低いため、「チャイナ!」とか言ってくる人も多いし、「ようこそエジプトへ!」と言って飲み物代とかタクシー代を払ってくれちゃう人達もいるのではないか、と言う話をしました。こんなやつがいるのか!(いい意味でも悪い意味でも)という驚愕も、こんなに暖かい人たちがいるのか!という感動もある国です。