f(x) - ending page
個人的にPink tapeはf(x)の真骨頂ではないかと思っています。少女から大人に変わっていく過程が全体を通して描かれていて、一曲一曲すごく丁寧に作られたアルバムではないかと。全曲本当に好きです。
Ending pageはRum pum pum pum(첫 사랑니)のアルバムPink tapeに収録された曲です。歌詞がf(x)らしいいろんな解釈、訳がされる曲だと思います。和訳も少しずつ人によって違うので、参考にさせていただいた動画と和訳サイトを2つずつ貼りたいと思います。
【歌詞・和訳】f(x) - Ending Page (&160220エプコンレポ) - f(x)
Ending pageは一言で言えば失恋ソングです。初め聴いた時は、自分はまだ好きなんだけれど相手はもう冷めているという内容かと思ったんですが、いろんな和訳サイトや字幕付き動画を見て少し考えが変わりました。
たぶん、自分も終わりを感じていて、でも相手のことがわからなくなっている。だから「あなたにはそんなことないの?もう先に行ってしまったの?」「あなた」の陰で固くなる、静かになる「わたし」。この歌には「わたし」が「あなた」に問いかける歌詞が繰り返し出てきますね。
気まずくなっていくの?そう思っているのはわたしだけ?あなたはすごく寂しくなったり涙が出たりする時はないの?先に行ってしまったの?わたしはどんな姿だった?わたしたちのストーリーはどんなエンディングなんだろう(?)
同時に終わり(=別れ)に抗いたい気持ちも持っている。曲の中盤「わたしはもう一度あなたの元に行かなきゃいけない」。さみしさを乗り越えるわたしにはあなたが必要、という感じでしょうか。韓国語があまりわからないのがこういう時つらいです…ぬぬ。
終盤が「あなたはわたしがさみしさを感じないようにできる?涙を止められる?」でまたサビが来て。もう「そんなことはできないでしょう」って心の中で言ってるような気がします。中盤までは「わたし」が彼にまだ気持ちがあって期待してる部分もあったけれど、それでも「過ぎればすべて美しい(思い出)と言って」「すれ違う視線」とあるし終盤はたぶん別れを決断した後かなぁ。
悲しくて綺麗な歌です。自分たちのヒストリーを小説になぞらえて描くところが素敵です。「期待していない文字が書き綴られているけれど読み切らなくちゃ」
ここからは私のただの憶測で、記憶も時系列も間違ってるかもしれない、根拠のないものです。Dimension4のライブを見て考えたこと。
こういう歌って脱退したメンバーのことが浮かんでしまいます。Pink tapeの発表が2013年でソルリ脱退は2015年だから実際には全然関係ないと思うけど。Rum pum pum pum活動時ソルリの態度の悪さがバッシングを受けたり熱愛報道がニュースになったりして、サビの
「私たちの小説の最後のページを 一緒にめくったら、どんな話なの?君はもうそこまで進んだの?」
という気持ちをメンバーは脱退を聞いた時、もしくはそれを予感した時感じたのかな、とか思ったりしました。
「数え切れないほど書いては消したその上に私たちの愛が残っていることに期待して」f(x)のこれからにもたくさんの愛と良い事が降り注ぎますように。