kuredoの日記

語彙は滅されたブログ

イスラム教徒はお寿司屋へ案内すべき??

いまや約16億人のムスリム(イスラム教徒)、住む地域も広範囲。というか地域関係なくなってますよね、日本にもいるし。一番多いのは東南アジアで全ムスリム人口の6割!意外だー。

私にも数人ムスリムの友人たちがいるので、彼らと交流する中でイメージと違う…ってなったことを挙げたいと思います。今日は食ー!

 

地域が違うと、宗教と土着の信仰や風習と混ざって慣習に違いが出てくるんですよね。これに加えて、信仰に伴う行動も人によりけり。宗派もあるし。

イスラム教が酒と豚肉の摂取を禁じることは有名ですね。さらに肉は規定に則った方法で処理したものを食べるべきとされ、これがハラール肉と呼ばれたりします。

例えば同じイスラム教徒でも飲酒する人、飲酒して非ハラール肉(豚含む)食べてラマダーン月の日中断食しない人、海外旅行中だけ飲酒や豚食する人、絶対にアルコール・豚を口にしない人…

キリスト教徒だって原理主義者もいればプロテスタントカトリックといろんな宗派があるし、ミサ行く人頻度や金曜に肉食べるかどうかも違う、みたいに人それぞれじゃないですか。でもクリスマスはみんな祝う!みたいな。

みんなお祝いムードっていったら、イスラム教ではラマダーン月が終わった後のお祭りかな。実際にみてみたいなぁ。

 

Twitterでは時々ムスリムへの対応ツイートを見かけます。こないだ見つけたのは、○寿司屋に連れていけ、○酒・肉を食べるか否かは本人が言及するまで聞くな、というものでした。

○寿司屋に連れていけ

たぶん寿司屋なら肉は出ないし酒類も出ないことが多いので、これがベスト、と考えてのことだと思います。ザ・和食ですしね。

ですが、私の友人には一般的な和食は食べられない人もいます。なぜなら日本食には私たちが思う以上にアルコールが入ってるからです。

醤油、みりん、調理酒、酢…。

発酵アルコールもだめらしいんですよね。ちなみにその人は、インドネシアとかタイから輸入されたハラール肉やアルコール抜きの醤油、酢を買っています。場所はなんと新大久保。さすがです、新大久保強い。

なので寿司屋に行くとそういう人は逆に選択肢がなくなる、何も食べられなくなる事態が発生するわけです。あ、待って、お刺身を塩で食べるのかな。それか白ご飯に海鮮丼?気になる。

 

 

○酒・肉を食べるか否かは本人が言及するまで聞くな

上記も踏まえて、一口にムスリムと言っても何を食べて何をするかといった判断は個人差があったりするので、逆に最初から聞いといた方がいいと思います。自分にとって理解が及ばない相手の宗教や文化を尊重したいという姿勢を組んで、向こうもそんな不快な気持ちにはならないんではないでしょうか…?

私の友人達はみな私がいろいろ訊いても「イスラム教もムスリムも身近じゃないもんねー」と親身に教えてくれます。留学生達だからかな。このツイートの人は訊いたら怒られてしまったのでしょうか…つら。

ただムスリム対応で失敗したーって言ってるツイートは「○○はだめだと知らなかった」ってのが多いので、訊いてみるに越したことはないとおもうけど、どうなんだろう。