kuredoの日記

語彙は滅されたブログ

外語祭の宣伝とエジプト生活まとめ

明日2018年11月21日から5日間、東京外国語大学にて学園祭「外語祭」が開催されるので、その宣伝と、模擬店で紹介される予定(未定)の原稿を残しておきますん。

 

外語祭の歴史はこれ!http://www.tufs.ac.jp/common/archives/pamphlet.pdf

外語祭は今年で96回目を迎えます!目玉はいーっぱいありますが、1年生が専攻地域の料理を出す料理店と、2年生が専攻語で行う劇(語劇)が有名です。料理店では先生や留学生のネイティブによるチェックを受けながら試作会を重ねた本気の料理が出るので是非是非いろんな地域の料理を食べてみてください。

ちなみに外語祭では部活・サークル、有志団体が出す料理店を上記と区別するため模擬店と呼んでいます。模擬店でもブラジル研究会やオーケストラ部の演奏、留学帰りの学生たちがお土産や写真の販売・展示、留学生が作る郷土料理(トッポギ、酸辣湯とか年によります)もあるので周ってみてください。

お酒が出るのも外大ならでは。たくさん食べて、ほどよく飲んで、多磨にある小さなキャンパスで世界を旅してください~。

 

語劇は日本語字幕が付いているので、パンフレットであらすじが気になった劇を観るもよし、「○○語ってどんな音?聴いてみよう」と観るもよし、時間が空いた・足が疲れたから観るもよし。中国語や英語、フランス語等の有名言語は話者人口や学習者人口が多いことからも観客が多いので入場規制がかかることも。脚本はオリジナルのところもあります。さらに有志語劇もあり、多言語語劇ではキャラがそれぞれの専攻語で話すので、これも外大ならではと言えるでしょう。

外語祭の開催期間が長い理由に、全語科が語劇を終わらすには5日かかるというのがあるほど大切な語劇。ぜひぜひ観てみてください~。

 

語劇、模擬店、講義棟内の屋内企画、野外ステージは10:00~18:00

料理店は11:00~18:00(ラストオーダーはもっと早いので注意!)

屋内企画ではダンスサークル(フラダンス、スペイン舞踊、ベリーダンス等)のステージや講演会、いろんな文字で名前を書いてもらう企画やフェイスペインティング、キャンパスツアーもやっています。飲食禁止なので気を付けてくださいね!

 

以下原稿(エジプトってどこ?って人が読むことを想定してなるべく平易に書いたらよくわかんなくなった気がする)。

平日は8時~12時まで授業を受けます。授業は1コマ2時間で、先生と1対1でディベートです。授業は標準アラビア語とエジプト方言の2つをとっていました。エジプト方言は標準語とけっこう違うので最初は難しかったのですが、今では標準語の方ができなくなってしまいました…。

その他は勉強したり、友達と遊んだりします。遊ぶ時はご飯を食べて散歩してアイスクリームを食べてカフェに行って、という日本人とあまり変わらないスタイルでしたが、だからこそ差異が際立つというもの。お釣りがないから飴をくれたり、逆に細かいのがないからとお釣りを多くくれたり。メニューに載っているのに毎日「今日はない」と言われたり、逆に載ってないアレンジをしてくれたり。客と店の双方融通が利くエジスタイルが好きでした。

 

留学中楽しかったのは結婚式の前夜祭です。家族・親族・友人知人・ご近所さん、そして私のように参加者の友人もまじってたくさんの人達が参加します。そんなに集まって何をするか?ダンスです!!!スピーカーを借りてきて大音量で音楽を流しながらとにかくダンス、ダンス、ダンス!アジア人の参加者なんて珍しいので常に真ん中に連れていかれ、5時間ほど踊り続けてくたくたになりました。男女わかれて行うので、普段はヴェールや衣服に覆われたところも露わになり、きらびやかなパーティドレスや美しいヘアメイクで踊る女性たちが見られます。帰宅のために再びヴェールを纏いいつもの姿に戻っていくところを見ると、エジプトの内側に触れた気持ちになりました。

 

絶対おすすめなのは食!ご飯はもちろん、アイスクリームやフレッシュジュース、アラブ菓子もたっくさんあります。ナイル川のおかげで野菜・果物は味が濃くみずみずしく、肉も美味しい(特に鳥もも肉!)エジプトでは食事に困ることはありません。新鮮な果物で作られるアイスクリームや、目の前で絞られるフレッシュジュースが街中いたるところで売られていて、これに慣れると濃縮還元のジュースは飲めなくなります。全部おすすめですが、他では味わえないのはレモンでしょう。ただのレモネードと侮ることなかれ、香り高いエジレモンはあなたのレモン観を変えます。

アラブ菓子はバターと砂糖たっぷりでツヤツヤと光り、紅茶やコーヒーとよく合います。アーモンドやピスタチオ等のナッツを贅沢に使ったパイ、クッキー、シロップに漬かったケーキのようなもの、謎のお菓子…自分的名店を見つけてください✨

 

エジプトの街並みで目を引くのは歩道を埋め尽くすカフェのテーブルセットとそこでタバコや水タバコ「シーシャ」を吸う男性たち。昔ながらのカフェだとまだまだ男性客がメインです。夜更かし大好きなエジプト人たちは夜もカフェにいます。イスラーム教ではお酒が禁止されているので、シーシャやスイーツ、ジュースをおともにおしゃべりに興じます。ナイル川や海沿いの道(「コルネーシュ」)は風が心地よくて最高!※アジア人だと滅茶苦茶見られるし絡まれたりもするので苦手な人は店内へ。

 

ピラミッドのおかげか砂漠のイメージが強いエジプトですが、地中海と紅海の2つの海に面し、世界有数のダイビングの地でもあります。ダハブやシャルム・エル・シェイク、ハルガダでダイビングや海沿いのカフェやホテルでのんびりするのもあり。国を縦断する雄大ナイル川は場所によって表情が全然違うのでいろんな場所に出かけてみてください。そしてどこでも礼拝の時刻を告げるアザーンという朗唱がモスクから聞こえてきますが、人によって朗唱の仕方も変わってくるので是非聴き比べてみてください。